ブログを始めたのはいいけれど、記事のアイキャッチやサムネイル、記事中の画像に何を使えばいいか迷っていませんか？
Webサイトやブログ運営で、写真やイラストなどの画像素材はもはや必須アイテムです。
しかし、
「適当にネットから拾ってきた画像を使うのは著作権が心配」
「せっかく作ったブログなのに、画像で訴訟なんてことになったらどうしよう」
「かといって、有料素材にお金をかけるのはちょっと…」
こんな悩みを抱えている方は多いはずです。
この記事では、そんなあなたの悩みを解決する「商用利用可」のフリー素材サイトを厳選してご紹介します。
おすすめのフリー素材サイト
写真AC
写真ACは、日本のユーザーにとって非常に使いやすい人気のフリー素材サイトです。
おすすめポイント
- 日本人向け素材が豊富
日本人モデルの写真、日本の風景、季節のイベント、日常の生活シーンなど、日本のユーザーに馴染み深い素材が豊富に揃っています。
- 検索機能の充実
キーワード検索はもちろん、カテゴリー、色、人物の有無、方向性などで絞り込みができ、目的の素材を見つけやすいです。
- 加工・編集が自由
ダウンロードした素材は、トリミング、リサイズ、色調補正、文字入れなど、自由に加工して使用することができます。
注意点
- 無料会員は、1日のダウンロード数に制限があります。
- 商用利用が可能であっても「商品化利用」や「ロゴ利用」は厳しく制限されています。
ぱくたそ
「ぱくたそ」は、日本人モデルや日本の風景、日常のシチュエーションなど、国内で使いやすい写真素材が豊富なフリー素材サイトです。
おすすめポイント
- 高品質かつ幅広いジャンル
真面目なビジネスシーンから、コミカルなパロディ、時事ネタを取り入れたユニークな写真まで、幅広いジャンルの素材が提供されています。
- 目的の素材を見つけやすい
キーワード検索はもちろん、カテゴリー分けやタグ付けも充実しており、目的の素材にたどり着きやすいです。
- モデルリリース取得済みで安心
人物が写っている写真の多くは、モデルから肖像権の利用許諾（モデルリリース）を得ています。
注意点
- 一般的なブログやWebサイトでの「商用利用」は可能ですが、素材自体を「商品化」して販売することは禁止されています。
- モデルや素材のイメージを著しく損なうような利用は禁止されています。
いらすとや
「いらすとや」は、日本国内で圧倒的な知名度と利用実績を誇るフリー素材サイトです。
おすすめポイント
- 圧倒的なイラストの網羅性・多様性
日常の出来事から、ビジネス、医療、教育、季節のイベント、さらにはニッチなテーマまで、あらゆるジャンルのイラストが揃っています。
- 誰にでも伝わる親しみやすいデザイン
シンプルでデフォルメされたイラストは、老若男女問わず誰にでも理解しやすく、親しみやすいのが特徴です。
- 常に新しいイラストが追加される
社会のトレンドや流行、季節のイベントに合わせて、ほぼ毎日新しいイラストが追加されています。
注意点
- あまりにも有名で利用者が多いため、他のブログやメディアとデザインが被る可能性が非常に高いです。
- 無料で利用できる点数に制限があり、1つの制作物につき20点までが原則無料利用の範囲です。
イラストAC
イラストACは、日本最大級の無料イラスト素材サイトとして非常に有名で、多くのブロガーやクリエイターに利用されています。
おすすめポイント
- 素材の種類が豊富
季節のイベント、ビジネス、人物、動物、背景など、あらゆるジャンルのイラストが豊富に揃っています。
- 検索機能が充実
キーワード検索はもちろん、色、カテゴリ、タッチ、人物の年代・性別など、細かなフィルターで絞り込みが可能です。
- 加工・編集の自由度が高い
ダウンロードしたイラストは、トリミング、拡大縮小、色調補正、文字入れなど、自由に加工して利用できます。
注意点
- 無料会員は、1日のダウンロード数に制限があります。
- 非常に人気のサイトであるため、よく利用されているイラストは他のブログやWebサイトと被る可能性が高いです。
O-DAN（オーダン）
海外有名フリー素材サイト（Unsplash、Pexels、Pixabayなど）を一括で横断検索できるサービスです。
高品質でスタイリッシュな写真が多く見つかります。
おすすめポイント
- 日本語検索対応
日本語でキーワードを入力しても自動で英語に翻訳して検索してくれるため、海外サイトでもスムーズに探せます。
- 商用利用フィルター
検索窓の下にある「商用利用可の無料写真素材のみ」をチェックすることで、商用利用可のみを検索できます。
- 豊富な素材数
複数のサイトをまとめて検索するため、一つのサイトだけを巡回するよりも圧倒的に多くの選択肢から探せます。
注意点
- 検索結果に表示される画像は、それぞれの提供元サイトの利用規約に従います。
- O-DANでフィルターをかけても、最終的なダウンロード前に必ず各素材サイトの利用規約を自身で確認するようにしましょう。
タダピク
複数のフリー素材サイトを一括検索できるサービスですが、日本の素材サイトも多くカバーしている点が特徴です。
おすすめポイント
- 国内サイトもカバー
日本人向けの素材が多い国内サイトも検索対象に含まれているため、日本の風景や人物、日常のシーンなどに合う素材を見つけやすいです。
- フィルター機能
検索結果に「海外サイトを除く」などのフィルター機能があります。
- 「無料サイト比較」で規約の概要を確認できる
検索対象となっている各フリー素材サイトの、簡単な特徴や主要な規約を一覧で確認できるページがあります。
注意点
- タダピクはあくまで「検索エンジン」であり、素材自体は提供していません。
- 検索結果から移動する先の各素材サイトで、改めて利用規約を確認することが必須です。
【重要】フリー素材利用時の注意点と確認事項
フリー素材は非常に便利ですが、「フリー＝自由に使える」ではないことを理解しておくのが最も重要です。
著作権や利用規約を無視すると、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。
ここでは、フリー素材を利用する際に必ず確認すべき事項と注意点を詳しく解説します。
利用規約（ライセンス）を確認
フリー素材サイトには必ず「利用規約」や「ライセンス」に関するページがあります。
ここには、その素材をどのように利用できるかが明記されています。
面倒でも、ダウンロード前に必ず目を通しましょう。
商用利用の可否
ブログがアフィリエイト収益を得ている場合や、企業サイトであれば「商用利用可」の素材を選ぶ必要があります。
「個人利用のみ可」「非営利目的のみ可」とされている素材は、商用利用できません。
たとえ直接的な収益が発生しなくても、企業の宣伝や商品紹介など、ビジネス活動の一環として利用する場合は「商用利用」とみなされることがほとんどです。
クレジット表記の要否
表記が不要なサイトも多いですが、必須の場合は必ず従いましょう。
著作権者の名前、サイト名、URLなどの記載が義務付けられている場合があります。
記載方法が指定されていることもあるので、指示に従いましょう。
加工・編集の可否と範囲
ダウンロードした素材をトリミング、拡大縮小、色調補正、文字入れなど、加工して使用できるかを確認します。
特にイラスト素材の場合、細部の改変が「著作者人格権（同一性保持権）」の侵害にあたる可能性もあるため、注意が必要です。
二次配布・再配布の可否
ダウンロードした素材を、加工の有無にかかわらず、そのまま別の場所で再配布することは、ほとんどのサイトで禁止されています。
利用規約の変更
利用規約はサイト側の都合で予告なく変更されることがあります。
過去にダウンロードした素材であっても、再度利用する際や継続的にブログに掲載しておく場合は、定期的に最新の利用規約を確認する習慣をつけましょう。
著作権以外の権利（肖像権・商標権）への配慮
フリー素材サイトで提供されている素材であっても、著作権以外の権利に抵触しないか注意が必要です。
肖像権
写真に人物が写っている場合、その人物の肖像権が問題になることがあります。
フリー素材サイトでは「モデルリリース取得済み」とされていることが多いですが、念のため確認しましょう。
特に、有名人や芸能人の写真を無許可で使用することは、肖像権の侵害にあたる可能性が非常に高いので絶対に避けましょう。
似顔絵であっても、特定個人を連想させるものは肖像権の問題になり得ます。
商標権
画像内に企業ロゴや特定の商品が写っている場合、商標権の侵害にあたる可能性があります。
これらの要素が含まれる素材をブログで使用する際は、権利者から正式な許諾を得るか、別の素材を選びましょう。
利用記録の保管：トラブル回避のための自己防衛策
万が一トラブルになった際に、自身が規約を遵守していたことを証明できるように、利用記録を残すことを推奨します。
ダウンロード元のURL
どのフリー素材サイトからダウンロードしたか、その素材の個別ページURLなどを記録しておきます。
ダウンロード日時
いつダウンロードしたかを記録しておきます。
利用規約が変更された際の判断基準になります。
利用規約のスクリーンショットやPDF保存
ダウンロードした時点の利用規約の全文をスクリーンショットで残すか、PDFとして保存しておくと最も確実です。
規約が変更されても、当時の規約を根拠にできます。
素材のファイル名
ダウンロードしたファイル名と、それを利用した記事やページを紐付けておくと管理しやすくなります。
まとめ
今回ご紹介したフリー素材サイトは、どれも商用利用が可能で、あなたのブログをワンランクアップさせる力強い味方になってくれるはずです。
しかし、繰り返しになりますが、フリー素材を利用する際は、必ず最新の利用規約を確認するようにしてください。
特に、商用利用の可否、クレジット表記の要否、加工の範囲は、トラブルを避ける上で最も重要なポイントです。
そして、万が一に備えて利用記録を残しておく習慣もつけましょう。
