ゲーミングキーボードって、光るだけで普通のキーボードと何が違うの?そう思っている方もいるかもしれません。
実は、ゲーミングキーボードは反応速度や耐久性、カスタマイズ性など、ゲームプレイを有利に進めるための様々な工夫が凝らされているんです。
この記事では、ゲーム体験を向上させるための必須アイテム、『ゲーミングキーボード』の選び方からおすすめ機種まで、徹底的に解説します。自分にぴったりのキーボードを見つけて、ゲームの世界で更なる高みを目指しましょう!
ゲーミングキーボードのメリットデメリット
ゲーミングモニターには以下のような「メリット」と「デメリット」があります。
ゲーミングキーボードのメリット
高速な反応速度(応答性)
ゲーミングキーボードの最も重要なメリットの一つです。通常のキーボードに比べて、キーを押してからコンピューターに信号が伝わるまでの時間が非常に短く、入力遅延が少ないのが特徴です。
このわずかな差が、コンマ1秒を争うシビアなゲーム、例えばFPSや格闘ゲームなどにおいて、勝敗を分ける要因となることがあります。
高い耐久性
ゲーミングキーボードは、長時間の激しい使用に耐えられるように設計されています。
キーの耐久性を示す指標として「耐久回数」があり、数千万回から数億回以上の打鍵に耐えられるモデルもあります。
Nキーロールオーバー/アンチゴースト
複数のキーを同時に押したときに、全てのキー入力が正しく認識される機能です。
通常のキーボードでは、同時に押せるキーの数に制限があり、特定の組み合わせで入力が認識されない「ゴースト」と呼ばれる現象が発生することがあります。
ゲーミングキーボードでは、この問題を解消することで、複雑な同時押し操作も正確に行えます。複雑なコンボや同時入力が求められるゲームで非常に有効です。
カスタマイズ性
キーの配置を変更したり、マクロ(複数の操作を一つのキーに割り当てる機能)を設定したり、バックライトの色やパターンをカスタマイズしたりすることができます。
これにより、プレイスタイルに合わせた最適な環境を構築できます。例えば、特定のゲームでよく使うキーにマクロを割り当てることで、操作を簡略化することができます。
また、美しいライティングはゲーム環境を彩り、没入感を高める効果もあります。
打鍵感の良さ
特にメカニカル式キーボードでは、独特の打鍵感(キーを押したときの感触)を楽しむことができます。
軸の種類によって打鍵感や音も異なり、好みに合わせて選ぶことができます。
心地よい打鍵感は、ゲームプレイの満足度を高めるだけでなく、タイピングの正確性や速度にも影響を与えることがあります。
ゲーミングキーボードのデメリット
価格が高い
ゲーミングキーボードは、通常のキーボードに比べて高価な傾向があります。特に、メカニカル式キーボードや多機能なモデルは、数万円することも珍しくありません。
打鍵音が大きい
特にメカニカル式キーボードの青軸などは、打鍵音が大きく、周囲の環境によっては騒音となる可能性があります。最近では、静音性に特化したメカニカルキーボードも増えてきています。
メンテナンスが必要
メカニカル式キーボードは、構造上、キーとキーの間に埃やゴミが溜まりやすいです。そのため、定期的な清掃が必要になります。
手間をかけたくない場合は、メンテナンスフリーに近いメンブレン式キーボードを選ぶのも一つの手です。
特殊なキー配列に慣れが必要
一部のゲーミングキーボードは、特殊なキー配列を採用していることがあります。
例えば、左側にマクロキーが配置されていたり、キーの配置が通常と異なっていたりする場合があります。
このようなキーボードに慣れるまでには、ある程度の時間が必要になります。
必ずしも必要ではない
ライトなゲーマーや、特定のゲームしかプレイしない場合は、必ずしもゲーミングキーボードが必要とは限りません。
通常のキーボードでも十分にゲームを楽しむことができます。
ゲーミングキーボードの選び方
ゲーミングキーボードを選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。
キーの種類
- メンブレン式:ゴム製の膜(メンブレン)がキーの下にあり、キーを押すことで接点が接触する仕組みです。安価で静音性に優れますが、反応速度や耐久性はメカニカル式に劣ります。初めてゲーミングキーボードを使う方や、予算を抑えたい方におすすめです。
- メカニカル式:キーごとに独立した機械式スイッチを使用しています。打鍵感、反応速度、耐久性に優れており、ゲーマーに最も人気です。軸の種類によって打鍵感や音が異なります。本格的にゲームを楽しみたい方におすすめです。
- 静電容量無接点方式:キーの静電容量の変化を検知して入力する方式です。滑らかな打鍵感と高い耐久性が特徴で、メカニカル式に匹敵する性能を持ちますが、比較的高価です。長時間のタイピングやゲームプレイで疲れにくいキーボードを求める方におすすめです。
メカニカルキーボードの軸(キースイッチ)の種類
メカニカルキーボードを選ぶ場合、軸の種類は非常に重要です。代表的な軸の種類と特徴は以下の通りです。
- 赤軸:静音性が高く、軽いタッチで押せるため、ゲームや長時間の入力に適しています。
- 青軸:強い打鍵感とクリック音が特徴で、ゲーマーに人気があります。
- 茶軸:赤軸と青軸の中間的な特性を持ち、タッチ感があります。初めてメカニカルキーボードを使う人におすすめです。
その他、メーカー独自の軸も多数存在します。
キー配列
- フルキーボード:一般的なキーボードと同じで、テンキーが含まれています。
- テンキーレス(TKL):テンキーがない分、コンパクトになっています。
- 小型キーボード(60%キーボードなど):必要最低限のキーのみで構成されており、非常にコンパクトです。
機能
- Nキーロールオーバー/アンチゴースト:複数のキーを同時に押したときに、全てのキー入力が正しく認識される機能です。特にゲームでは重要な機能です。
- マクロ機能:キーへの複雑な操作の割り当てが可能になります。ゲームによっては有利になります。
- バックライト/RGBライティング:見た目のカスタマイズだけでなく、暗い場所での視認性向上にも役立ちます。
おすすめのゲーミングキーボード
Corsair「K65 PLUS WIRELESS」
K65 PLUS WIRELESS は、コンパクトながらも高性能、そして高いカスタマイズ性を備えたゲーミングキーボードです。
省スペースでワイヤレスの快適さを求めるゲーマーや、自分好みのキーボードにカスタマイズしたいユーザーにおすすめです。
- フルキーボードからテンキーと一部のキーを省略した75%レイアウトを採用しています。
- 独自のMLX Redメカニカルスイッチは、滑らかでリニアな打鍵感が特徴です。ホットスワップにも対応しており、好みに合わせてキースイッチを交換できます。
- 2.4GHzワイヤレス、Bluetooth、USB有線接続の3つの接続方式に対応しています。バッテリー寿命も長く、RGBバックライトをオフにすれば最大266時間使用できます。
- 右上にある多機能ダイヤルは、音量調整だけでなく、Fnキーとの組み合わせで様々な操作が可能です。例えば、スクロール、ズーム、バックライトの調整など、使用頻度の高い機能を割り当てることで、作業効率を高めることができます。
Corsair「K70 PRO TKL」
K70 PRO TKL は、最速の反応速度と高度なカスタマイズ性を求めるゲーマーにとって、非常に魅力的なキーボードです。
特に、ラピッドトリガー機能は他のキーボードにはない大きなアドバンテージとなります。
- MGXハイパードライブ磁気スイッチ非常に高速な反応速度と、1億5000万回のキーストロークに耐える耐久性を備えています。
- ラピッドトリガー機能によって、キーを離し始めた瞬間に次の入力が受け付けられるため、従来のキーボードよりも遥かに高速な入力が可能になります。
- アルミニウムフレームを採用した堅牢な造りで、耐久性に優れています。また、2層の消音性レイヤーと潤滑済みスタビライザーにより、タイピング時のノイズを軽減し、心地よい打鍵感を実現しています。
- iCUEソフトウェアを使用することで、各キーへのマクロ割り当て、RGBライティングのカスタマイズ、キーごとのアクチュエーションポイントの調整など、豊富なカスタマイズが可能です。
Logicool「PRO X TKL RAPID」
PRO X TKL RAPID は、ラピッドトリガー、磁気式アナログスイッチ、KEY PRIORITYといった革新的な機能を搭載し、プロのeスポーツ選手が求める最高のパフォーマンスを発揮できるように設計されたキーボードです。
- ラピッドトリガー機能によって、キーを離し始めた瞬間に次の入力が受け付けられるため、従来のキーボードよりも遥かに高速な入力が可能になります。
- 高精度で応答性に優れた磁気式アナログスイッチを採用し、従来のメカニカルスイッチよりも高速な入力が可能になります。
- 複数のキーを同時に押した際に、どのキー入力を優先するかを設定できるKEY PRIORITY機能も搭載されています。これにより、ゲーム中の重要な操作が確実に認識されるように設定できます。
- 専用ソフトウェアのLogicool G HUBを使用することで、アクチュエーションポイント(キーが反応する深さ)を0.1mmから4.0mmの間で自由に調整できます。
Logicool「G915 X LIGHTSPEED TKL」
G915 X LIGHTSPEED TKL は、高速なワイヤレス接続、コンパクトなデザイン、快適な打鍵感、多彩な機能、高品質な作りなど、ゲーミングキーボードに求められる要素を高次元で実現した、非常に優れた製品です。
- 従来のメカニカルキーボードよりも薄いロープロファイル設計に加え、独自のGLメカニカルスイッチを採用することで、短いストロークでの高速タイピングを可能にしています。
- ロジクール独自のLIGHTSPEEDワイヤレス技術により、有線接続と遜色ない低遅延のワイヤレス接続を実現しています。
- ソフトウェア「Logicool G HUB」を使用することで、キーの割り当てやマクロの設定、LIGHTSYNC RGBライティングのカスタマイズなど、高度な設定が可能です。
- 薄型のアルミボディにフローティングキーという洗練されたデザインは、見た目の美しさだけでなく、剛性も高めています。
Razer「Huntsman V3 Pro Tenkeyless JP」
Huntsman V3 Pro Tenkeyless JP は、競技性の高いゲームをプレイするユーザーにとって、非常に魅力的なキーボードと言えるでしょう。
高速なレスポンス、カスタマイズ性、そして操作性を追求するゲーマーにおすすめです。
- 光学式スイッチとラピッドトリガーモードの組み合わせにより、非常に高速なキー入力を実現しています。
- テンキーを排除したテンキーレスデザインは、マウス操作のためのスペースを確保し、より自然な姿勢でゲームをプレイできます。
- キーボード自体に調整機能を内蔵しており、ソフトウェアを使用せずにアクチュエーションポイントやライティングなどの設定を変更できます。
- 手首への負担を軽減するリストレストが付属しており、長時間のゲームプレイでも快適に使用できます。マグネット式で簡単に着脱可能です。
SteelSeries「Apex Pro TKL Gen 3 JP」
Apex Pro TKL Gen 3 JP は、OmniPoint 3.0 スイッチによる驚異的な応答性とカスタマイズ性、そして快適なタイピング体験を両立した、非常に高性能なゲーミングキーボードです。
- 最も大きな特徴は、新しく搭載されたOmniPoint 3.0スイッチです。従来のOmniPointスイッチからさらに進化し、各キーのアクチュエーションポイント(キーが反応する深さ)を0.1mm単位で、0.2mmから3.8mmの間で個別に設定できます。
- 高速なレスポンスタイム(応答速度)と、キーを離した瞬間に反応が途切れるラピッドトリガー機能も備えています。
- 新しいスタビライザーがキーキャップのぐらつきを抑え、安定した打鍵感を実現しています。また、3層構造の防音フォームとキーごとの潤滑剤により、心地よい打鍵音と静音性を両立しています。
- 長時間使用時の手首への負担を軽減するリストレストが付属しています。
東プレ「REALFORCE GX1 Keyboard」
REALFORCE GX1 Keyboard は、東プレがREALFORCEブランドから発売したゲーミングキーボードで、従来のREALFORCEキーボードとは異なるゲーマー向けの機能やデザインが特徴です。
- REALFORCE独自の静電容量無接点方式は、物理的な接点がないため、耐久性が高く、滑らかで心地よい打鍵感が特徴です。
- キーが反応する深さを0.1mm単位で細かく調整可能です。さらに、「Dynamic Mode(ラピッドトリガー)」機能により、キーを離す動作を検知して高速な連続入力が可能になります。
- 静音スイッチを採用しており、打鍵音が非常に静かです。これにより、周囲への音漏れを気にすることなく、快適にゲームや作業に集中できます。
- 全キー同時押し、Nキーロールオーバーに対応し、高速入力時でも正確にキー入力を認識します。
まとめ
ゲーミングキーボードは、ゲーム体験を向上させるための重要なアイテムです。自分のプレイスタイルや好みに合ったキーボードを選ぶことで、より快適に、より有利にゲームを楽しむことができます。
この記事を参考に、自分にぴったりの一台を見つけて、最高のゲームライフを送りましょう。