あなたはPCの性能を最大限に引き出せていますか?
CPUの性能ばかりに注目しがちですが、実はPCのパフォーマンスを大きく左右するもう一つの重要な要素がPCメモリです。
ゲームや動画編集といった高負荷な作業はもちろん、普段使いでもメモリが足りないとPC全体の動作が遅くなってしまいます。
この記事では、用途別に最適なPCメモリの選び方とおすすめモデルをご紹介します。
PCメモリの選び方
用途に合わせた容量
PCメモリを選ぶ上で最も重要なのが「容量」です。
用途によって必要な容量は大きく変わります。
8GB
ネットサーフィン、メール、YouTube視聴、Officeソフトの使用など、基本的なPC作業がメインであれば8GBで十分快適に動作します。
16GB
多くのゲームや軽めの動画編集、プログラミング、複数のソフトを同時に立ち上げるなど、少し負荷のかかる作業をする場合は16GBが現在のスタンダードです。
多くのユーザーにとって最もコストパフォーマンスが良い容量です。
32GB以上
4K動画編集、3DCG制作、最新の重いPCゲームを高画質でプレイするなど、非常に高い負荷のかかる作業をする場合は32GB以上が推奨されます。
PCの形状と対応規格
PCの形状
- デスクトップPC用は「DIMM」
- ノートPC用は「SO-DIMM」
この2つには互換性がないため、間違えて購入しないように注意が必要です。
また、ディスプレイ一体型PCなどでは、ノートPC用のメモリが使われている場合もあるので、事前にメーカーの仕様を確認しましょう。
対応規格
PCメモリには、PCによって対応する「規格」があります。
現在主流なのは「DDR4」と「DDR5」の2種類です。
- DDR4:広く普及しており、価格も手頃です。
- DDR5:DDR4の後継規格で、より高速なデータ転送が可能です。
DDR4対応のマザーボードにはDDR5のメモリは物理的に装着できません。
マザーボードによって対応する規格が異なるため、必ずPCの取扱説明書やメーカーの公式サイトで確認してください。
周波数(MHz)とレイテンシ(CL値)
容量や規格だけでなく、メモリの「速度」も重要です。
周波数(MHz)
データ転送速度を表す数値です。
この数値が大きいほど、データ転送が速くなり、PCの性能が向上します。
ただし、マザーボードが対応している周波数に上限があるので、確認しておきましょう。
レイテンシ(CL値)
メモリがCPUからの命令に応答するまでの時間を示します。
この数値が小さいほど、応答速度が速くなります。
デュアルチャネル
多くのPCは「デュアルチャネル」に対応しています。
同じ規格・容量のメモリを2枚1組で使うことで、メモリのデータ転送経路を2倍にし、転送速度を向上させる技術です。
16GBを1枚挿すよりも、8GBを2枚挿したほうが、PC全体のパフォーマンスが向上します。
特にゲームや動画編集などの高負荷な作業で効果を発揮します。
増設する際は、1枚ではなく2枚セットで購入するのがおすすめです。
【デスクトップPC用】おすすめのメモリ
CFD販売 デスクトップPC用メモリ 16GB(8GB×2枚) DDR4-3200
CFD販売 デスクトップPC用メモリ 16GB(8GB×2枚) DDR5-4800
CFD販売 デスクトップPC用メモリ 32GB(16GB×2枚) DDR4-3200
CFD販売 デスクトップPC用メモリ 32GB(16GB×2枚) DDR5-5600
CORSAIR デスクトップPC用メモリ 64GB(32GB×2枚) DDR4-3200
Crucial デスクトップPC用メモリ 64GB(32GB×2枚) DDR5-5600
【ノートPC用】おすすめのメモリ
Silicon Power ノートPC用メモリ 16GB(8GB×2枚) DDR4-3200
Crucial ノートPC用メモリ 16GB(8GB×2枚) DDR5-4800
Silicon Power ノートPC用メモリ 32GB(16GB×2枚) DDR4-3200
CFD販売 ノートPC用メモリ 32GB(16GB×2枚) DDR5-5600
CORSAIR ノートPC用メモリ 64GB(32GB×2枚) DDR4-3200
CFD販売 ノートPC用メモリ 64GB(32GB×2枚) DDR5-5600
まとめ
今回は、用途に合わせた最適なPCメモリの選び方、そしておすすめモデルをご紹介しました。
PCメモリは、単に容量を増やすだけでなく、デュアルチャネルで使うことで、その性能を最大限に引き出すことができます。
PCの動作が遅いと感じているなら、ぜひ今回の内容を参考に、あなたのPCにぴったりのメモリを見つけてみてください。
最適なメモリを選ぶだけで、ゲームも動画編集も、そして普段の作業も、驚くほど快適になります。