「よし、これで機材は揃った!」
意気込んで配信機材を揃えたものの、いざ目の前にすると「結局何から始めればいいんだ…」と立ち止まってしまっていませんか?
配信を始めるにはもう一つ、とても大切な「準備」が必要です。
それが、あなたの声や映像を世界に届けるための「配信ソフト」です。
せっかく揃えた機材を無駄にしないためにも、あとは「どの配信ソフトを使うか」だけです。
この記事では、「これを選べば間違いなし!」という初心者におすすめの配信ソフトをご紹介します。
おすすめの配信ソフト
OBS Studio
OBS Studioは、無料で始められる手軽さがありながら、プロも納得のいく高機能と拡張性を兼ね備えています。
シンプルだからこそ、配信スタイルに合わせて無限にカスタマイズできる自由度も魅力です。
- 非常にシンプルなインターフェースで、必要な機能だけを自由に配置・調整できます。
- プラグイン(追加機能)が豊富で、細かな設定や特殊な演出など、高度なカスタマイズが可能です。
- 比較的PCへの負荷が少なく、低スペックのPCでも安定した動作が期待できます。
- Windows、macOS、Linuxに対応しており、多くの環境で利用できます。
Streamlabs Desktop
Streamlabs Desktop は、OBS Studioをベースに開発された、ライブ配信に必要な機能がオールインワンで統合されたソフトウェアです。
手軽に見た目の良い配信をしたい方におすすめです。
- 配信に必要な機能(通知、チャット、オーバーレイ、ウィジェットなど)があらかじめ組み込まれています。
- 収益化機能(投げ銭など)との連携もスムーズです。
- OBS Studioに比べて、初心者でも直感的に操作しやすいデザインになっています。
- 豊富なテーマやオーバーレイが用意されており、手軽にプロのような配信画面を構築できます。
配信をするまでの基本的な流れ
1.ダウンロードとインストール
公式サイトからダウンロードして、PCにインストールします。
2.初期設定ウィザード
起動すると、配信に最適な設定を自動で行ってくれるウィザードが表示されます。
基本的には推奨設定でOKです。
3.シーンの追加
シーンは、配信画面のレイアウトを切り替える単位です。
「ゲーム画面」「雑談画面」「待機画面」など、用途に合わせて作成します。
画面左下の「シーン」にある「+」ボタンをクリックして、新しいシーンを追加します。
4.ソースの追加
ソースは、シーンの中に表示する要素です。
「ゲームキャプチャ」「映像キャプチャデバイス」「音声入力キャプチャ」などを追加します。
- 映像キャプチャデバイス:カメラの映像を取り込みます。
- ゲームキャプチャ:起動中のゲーム画面を取り込みます。
- ウィンドウキャプチャ:特定のアプリケーションのウィンドウを取り込みます。
- 画面キャプチャ:PC全体の画面を取り込みます。
- 画像:静止画を表示します。
- テキスト (GDI+):配信画面に文字を表示します。
- 音声入力キャプチャ:マイクの音声を取り込みます。
- 音声出力キャプチャ:PCで再生されている音(ゲーム音、BGMなど)を取り込みます。
画面中央下部の「ソース」にある「+」ボタンをクリックして、必要なソースを追加します。
追加したソースは、プレビュー画面上でサイズや位置を調整できます。
5.音声の設定
マイクの音量調整や、ゲーム音などのPC音声の調整を行います。
「ミキサー」で、各音声ソース(マイク、デスクトップ音声など)の音量を調整します。
不要な音源はミュートにすることもできます。
6.配信プラットフォームとの連携
「設定」メニューを開き、「配信」または「ストリーム」タブを選択します。
利用したい配信サービス(YouTube Live、Twitchなど)を選択します。
各プラットフォームから取得した「ストリームキー」を入力するか、アカウント連携を行います。
7.配信開始
設定が完了したら、画面右下の「配信開始」をクリックすれば配信が開始されます。
どちらのソフトも基本的な操作の流れは同じなので、一度慣れてしまえばスムーズに配信を始めることができます。
まとめ
今回は、これから配信を始めたいあなたへ、「OBS Studio」と「Streamlabs Desktop」という代表的な配信ソフトをご紹介しました。
どちらも素晴らしい機能を持っていますが、それぞれに得意なことや特徴があることを理解いただけたでしょうか。
- OBS Studioは、カスタマイズ性を重視し、将来的に本格的な配信を目指したい方におすすめです。
- Streamlabs Desktopは、手軽に見た目の良い配信を始めたい方や、通知機能などを簡単に導入したい方にぴったりです。
どちらのソフトも、基本的な使い方は共通しているので、まずは気軽にダウンロードして触ってみるのが一番です。
実際に操作してみることで、あなたにぴったりのソフトがきっと見つかるはずです。