Visual Studio Code (VS Code) はそのままでも高機能ですが、「拡張機能」を追加するだけで、開発効率をアップさせることができます。
拡張機能は、日本語化、スペルミスチェック、コードの自動整形など、初心者がつまずきやすいポイントを強力にサポートしてくれます。
この記事では、開発効率をアップさせる、おすすめの拡張機能をご紹介します。

拡張機能のインストール方法

1. 拡張機能アイコンを選択
VS Code を起動したら、画面左端にあるバーから、拡張機能のアイコンをクリックします。

2. 目的の拡張機能を検索
拡張機能パネルが開くと、上部に検索バーが表示されます。

インストールしたい拡張機能の名前を入力します。
3. 拡張機能をインストール
拡張機能名の右側にある青い「インストール」ボタンをクリックします。

インストール後の設定が必要な場合
拡張機能によっては、インストール後にVS Codeの再起動が必要になったり、簡単な初期設定が必要になることがあります。
おすすめの拡張機能
言語・分野を問わず役立つ拡張機能
Japanese Language Pack for Visual Studio Code
VS CodeのメニューやUIを日本語化します。
英語が苦手な方でも設定や操作に迷いません。
Prettier – Code formatter
コードのインデント、改行、スペースなどを自動で統一・整形(フォーマット)します。
どの言語でも美しいコードを維持できます。
Code Spell Checker
変数名やコメント内のスペルミスやタイプミスを指摘します。
初歩的なエラーを防ぎ、デバッグ時間を削減します。
Material Icon Theme
ファイルの種類に応じて、カラフルで判別しやすいアイコンを表示します。
Path Intellisense
ファイルを参照する際のパス入力を自動で補完してくれます。
パスの入力ミスを減らせます。
Indent-Rainbow
コードのインデント(字下げ)の深さに応じて色を付けて表示します。
コードのネスト(入れ子)構造が一目で分かり、視覚的にエラーを発見しやすくなります。
Trailing Spaces
文末にある不要な空白をハイライト表示し、自動または手動で削除します。
GitLens — Git supercharged
コード行の横に「誰が、いつ、何のコミットで変更したか」を表示します。
ブランチやリポジトリの履歴確認がVS Code内で完結します。
Web制作に役立つ拡張機能
Live Server
編集中のHTML/CSS/JSファイルをローカルサーバーで起動し、保存するたびにブラウザが自動でリロードされます。
Web制作の効率が劇的に向上します。
CSS Peek
HTMLファイル内でクラス名やID名を選択すると、対応するCSSの定義をポップアップで表示したり、直接ジャンプしたりできます。
Auto Rename Tag
HTMLやXMLで、開始タグを変更すると、対応する終了タグも自動で変更されます。
Color Highlight
CSSファイルで、色の指定した部分にその実際の色をハイライトしてくれます。
視認性が上がります。
言語別のおすすめ拡張機能
Python
Python
Microsoft公式の基本拡張機能。
デバッグ機能、仮想環境の認識、Jupyter Notebookサポートなど、Pylanceと合わせて必須です。
Pylance
高速で正確な入力補完、静的型チェック、コード分析を提供します。
デバッグやリファクタリングの効率が大幅に向上します。
Jupyter
VS Code内でJupyter Notebookファイルを快適に編集・実行できます。
データ分析や機械学習のコード実行に非常に便利です。
Java
Extension Pack for Java
Microsoftが提供するJava開発に必要な複数の拡張機能(言語サポート、デバッグ、テストランナーなど)をまとめてインストールできます。
Spring Boot Tools
Spring Framework(Spring Boot)を利用する際、設定ファイルの補完、Bean定義へのジャンプ、マッピング表示など、フレームワーク特有の作業をサポートします。
PHP
PHP Intelephense
高速なコード補完、定義へのジャンプ、参照検索、リファクタリングなど、PHP開発に必要な機能をオールインワンで提供します。
Laravel Blade Snippets
LaravelのBladeテンプレートエンジンで利用される @if や @foreach などのディレクティブをスニペット(雛形)として素早く入力できるようにします。
Go
Go
Go開発に必要なすべての機能(補完、デバッグ、テスト、フォーマットなど)を統合した公式拡張機能です。
これ一つでGoの開発環境が整います。
まとめ
今回は、開発効率をアップさせる、おすすめの拡張機能をご紹介しました。
日本語化、スペルチェック、コードの自動整形など、基本的な拡張機能を導入するだけで、コードの品質が向上し、ムダなエラーに悩む時間は激減します。
まずは、気になる拡張機能をインストールして、その効果を体感してみてください。


